紅型の型置きに初挑戦

金まさ

2014年09月13日 22:13

欲しいかりゆしウェアがないなら
いっそ、自分で作っちゃえ!という事で
紅型という沖縄の伝統工芸の家に生まれて
33年目にして、初めて
紅型の基礎中の基礎である「型置き」という行程をしました。

制作するにあたり
絶対に本業にはするな!
5回以上、強く叩き込まれ
作業スタート

1.まずは、
型を置く時にしようするのりを柔らかくする為にコネル所からです。

2.そして
本番の服に型を置く前に白地で練習


一見、横からみていると簡単そうな作業も
いざ、自分でやってみるとかなり難しいです
均等にのりを置く事ができません。

というよりも
失敗したら、型紙を破いてしまうというプレッシャーから
かなり、慎重です

なんとか練習を終え
いざ、本番


表と裏に1カ所ずつ
ワンポイントで型を置きます

そして、後片付け・・・


ちなみに
この型を置くだけの作業を完了させるだけで
約2時間半・・・

この後に続く
色止め、配色、色差し、くまずり、それぞれに伴う色作り・・・
そして蒸しなどの行程を考えるだけで
気が遠くなります。


それをひとつ一つ丁寧に行う職人の方々は
とても凄い!と思いました。

実際に自分でやって思った事が
これだけ手間暇かけて制作する物には
絶対に、大量生産のプリント品では、表現する事のできない魅力が詰まっている
と思うと同時に
父がプリント品だけは、絶対に作らない理由がわかった気がしました。



p.s 現在、作成しているウェアは練習で、本チャンは、古典柄を大胆に入れてみようと考えております。

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